トップ > キャプボカテゴリ概要 > 各キャプチャーボードの詳しい使い方 > Elgato Game Capture HDシリーズの使い方 / 2020年06月04日 (木) 19時11分49秒


キャプチャーボードの基本的な知識については、キャプチャーボードをご覧ください。
キャプチャーボードの選び方については、キャプチャーボードの選び方をご覧ください。


どこよりも詳しい、Game Capture HDシリーズ3製品の使い方

  • Elgato Game Capture HDシリーズ(以下、Game Capture HDシリーズ)は、Elgatoから発売されているHDキャプチャーデバイスです。同シリーズには4製品が存在し、使い方はどの製品も多くの点で共通しています。そこで、このページでは同シリーズの基本的な使い方について見ていきます。



  • Game Capture HDシリーズにおける各製品の特徴、注意点などについては、各解説記事をご覧ください。 とくに、ライブ配信でGame Capture HD/HD60の2製品を使用する場合、遅延について考慮しておく必要があります。

Game Capture HD60 Pro Game Capture HD60 S Game Capture HD60 Game Capture HD
価格
商品画像のリンク先
PCとの接続方式 PCI Express x1 USB 3.0 USB 2.0 USB 2.0
エンコードタイプ ハードウェアエンコード ソフトウェアエンコード ハードウェアエンコード ハードウェアエンコード
パススルー出力*1
Flashback録画*2
インスタントゲームビュー*3 × ×
マスターコピー*4 ×
1080p/60fpsキャプチャー ×
ビデオ入力端子 HDMI端子 HDMI端子 HDMI端子 ・HDMI端子
・コンポーネント端子
対応ゲーム機 ・PS4
・Switch、Wii U
・Xbox One、Xbox 360
・iOSデバイス
・PS4
・Switch、Wii U
・Xbox One、Xbox 360
・iOSデバイス
・PS4
・Switch、Wii U
・Xbox One、Xbox 360
・iOSデバイス
・PS4、PS3、PS2
・Switch、Wii U、Wii
・Xbox One、Xbox 360
・iOSデバイス
HDCP × × × ×
対応OS Windows 7以降 ・Windows 10(64bit)*5
・Mac OS X 10.11.4以降
・Windows 7以降
・Mac OS X 10.11以上
・Windows 7以降
・Mac OS X 10.11以上
こちら こちら こちら こちら
備考 遅延が小さい 遅延が小さい TVまたはPCモニター必須 ・TVまたはPCモニター必須
・PS3ケーブル付属















  • 現在、この記事は古くなっています。最新情報については、新サイトのほうにまとめました。2020.6.4

        Elgato Game Captureで簡単に録画、ゲーム実況する方法

        Elgatoのキャプボで、簡単にゲーム配信する方法。YouTube、Twitchを例に

















目次


ソフトウェアをインストールする


  • Game Capture HDシリーズを使用するためには、ソフトウェアをインストールする必要があります。ソフトウェアは公式サイトからダウンロードできます。



▲公式サイト

Game Capture HD/HD60/HD60 S


  1. 本製品をPCのUSB端子に接続する。Game Capture HD/HD60の2製品の場合はUSB 2.0に、Game Capture HD60 Sの場合はUSB 3.0にそれぞれ接続する。
  2. 公式サイトにアクセスし、「Game Capture for Windows」の「ダウンロード(バージョン 3.7)」をクリックする。Windows 7の場合は、こちらのページでバージョン 3.2をダウンロードする。
  3. ダウンロードした「GameCaptureSetup_xxx.msi」をダブルクリックする。
  4. 画面を順に進めていく。
  5. ソフトウェアのインストールが完了する。

Game Capture HD60 Pro


  1. 本製品をPCのPCI Expressスロットに接続する(接続方法はこちら)。
  2. PCを起動する。
  3. 公式サイトにアクセスし、「Game Capture for Windows」の「ダウンロード(バージョン 3.7)」をクリックする。Windows 7の場合は、こちらのページでバージョン 3.2をダウンロードする。
  4. ダウンロードした「GameCaptureSetup_xxx.msi」をダブルクリックする。
  5. 画面を順に進めていく。
  6. ソフトウェアのインストールが完了する。

▲画面の上へ

ゲーム機を接続する


  • ゲーム機をGame Capture HDシリーズに接続します。接続方法については、各製品の解説記事をご覧ください。



説明
Game Capture HD ・詳細は、こちらを参照のこと
・コンポーネント端子またはHDMI端子でゲーム機を接続する
Game Capture HD60 ・詳細は、こちらを参照のこと
・HDMI端子でゲーム機を接続する
Game Capture HD60 S ・詳細は、こちらを参照のこと
・HDMI端子でゲーム機を接続する
Game Capture HD60 Pro ・詳細は、こちらを参照のこと
・HDMI端子でゲーム機を接続する

▲画面の上へ

ゲーム画面を映す



ゲーム機の電源を入れます。



デスクトップにあるショートカットアイコンをダブルクリックします。



「デバイス」セクションにある歯車アイコンをクリックします。すると設定画面が表示されます。



「キャプチャ」タブの「入力デバイス」でゲーム機名を選択します。かりにPS3をHDMI接続している場合は、「PlayStation 4」または「その他」を選択し、「ビデオ入力」が「HDMI」になっていることを確認してください。



「オーディオ入力」で「HDMI オーディオ」を選択します。HDMI以外でゲーム機を接続している場合は、「アナログオーディオ」を選択してください。



▲ゲーム機との接続方法に合わせて選択します。

ゲーム画面が表示されます。ゲーム画面が表示されない場合は、後述する「こんなときは」をご覧ください。なお、ゲーム音については、画面下部にあるスピーカーアイコンでON/OFFできます。



▲画像は、PS4版『METAL GEAR SOLID V: The Phantom Pain』(コナミデジタルエンタテイメント)より

Game Capture HD/HD60の2製品の場合、キャプチャーソフトの画面を見ながらゲームを操作すると、反応が鈍いことに気づくはずです。これは製品の遅延が原因です。不具合ではありません。

プレビュー画面をダブルクリックすると画面が大きくなります。その状態でマウス操作をせずに放置すると、5秒後にフルスクリーン表示となります。



▲画像は、PS4版『METAL GEAR SOLID V: The Phantom Pain』(コナミデジタルエンタテイメント)より

ゲームの音量調整は音量ミキサーから行います*6。音量ミキサーでの音量調整は、録画ファイルには影響しません



▲音量ミキサー

ゲームの音量は「ゲームオーディオ」セクションでも調整できますが、こちらで調整すると録画ファイルに影響します



▲画面の上へ

パススルー出力機能の使い方


パススルー出力機能とは


  • パススルー出力機能は、ゲーム画面をTVにも出力する機能です。ゲーム機の映像・音声をそのままTVにも出力するため、TV画面上では遅延が発生しませんTVに映ったゲーム画面を見ながらプレイすることで、ふだんどおりのゲームプレイが可能になります。大画面TVでゲームをプレイできるというメリットもあります。

        パススルー出力機能の使い方を参照



  • Game Capture HD/HD60の2製品については、遅延が大きいためPCに映っているゲーム画面を見ながらプレイすることはできません。別途TV(またはPCモニター)を用意する必要があります。これに対し、Game Capture HD60 S/HD60 Proの2製品の場合は、必ずしもTVを用意しなくてもかまいません。

説明
Game Capture HD ・遅延が大きい
・TVを用意してパススルー出力し、遅延を回避する
Game Capture HD60 ・遅延が大きい
・TVを用意してパススルー出力し、遅延を回避する
Game Capture HD60 S ・遅延は小さい(インスタントゲームビュー機能)
・TVを用意しなくても、遅延を妥協できる場合がある
Game Capture HD60 Pro ・遅延は小さい(インスタントゲームビュー機能)
・TVを用意しなくても、遅延を妥協できる場合がある

使い方


  • パススルー出力機能を使うためには、Game Capture HDシリーズとTVをHDMIケーブルで接続するだけです。TVの代わりにPCモニターでもかまいません。製品の「OUT」と表示されているHDMI端子と接続します。「OUT」は出力という意味です。



  • パススルー出力機能を使用すると、PCとTVの両方からゲームの音が出ます。ゲームの音が気になる場合は、PCから出ているゲーム音をミュートにしましょう。そうすればPCからはゲーム音が出なくなります。



▲画像は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より

  • PCは通常どおり電源がONの状態にしておいてください。PCがスリープ、またはシャットダウンの状態だと、TVへの映像・音声出力は中止されます。ただし、Game Capture HDについては、PCをスリープにしてもTVへの映像・音声出力は続きます。

▲画面の上へ

録画する


  • ゲームを録画する方法は以下のとおりです。自分の声を動画に入れる方法ついては後述します。

歯車アイコンをクリックして、「ライブラリの場所」で動画の保存場所を設定します。初期設定では、ゲームを録画すると「マイ ビデオ」に動画が保存されます。設定したら「OK」をクリックします。



つぎに画質の設定をします。「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックしてください。



「キャプチャ」タブを開き、「プロファイル」を「HD 720」もしくは「HD 1080」にします。また、「画質」でスライダーを任意の場所に移動します。設定が終わったら「OK」をクリックしましょう。



▲高画質がよい場合は、「画質」のスライダーを右側に移動して「HD 1080」にしてください。ただし、ファイルサイズは増えます。

「録画」ボタンをクリックして録画を開始します。



▲画像は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より

録画を停止するには再度「録画」ボタンをクリックします。



しばらく待つと、さきほど設定した保存場所にMP4(H.264+AAC)形式の動画ができあがります*7。待ち時間は、録画時間やPCのスペックに依存します。場合によっては数分から数十分以上かかることもあるでしょう。

動画は、AviUtlPowerDirectorなどのソフトで編集できます。

        AviUtlの使い方

        PowerDirectorの詳しい使い方(新サイト)

また、編集ソフトを使わずに「編集」タブでカット編集することも可能です(後述)。

▲画面の上へ

Flashback録画機能の使い方


Flashback録画機能とは


  • ゲームをプレイしていると、「さっきのあのシーンをもう一度見たいな」ということがあります。スポーツ中継のリプレイシーンのように、過去の気になる箇所を再度見ることができたら、きっと楽しいでしょう。そこで、Game Capture HDシリーズには「Flashback録画」という機能が搭載されています。



  • この機能では、時間を遡って映像をキャプチャーソフトに表示します。つまり、過去のシーンを瞬時に見返すことができるわけです。また、映像を遡ったまま録画も可能なので、たとえば録画を忘れていたり、あるいは手が離せず録画できなかったときに重宝するかもしれません。常時録画しておかなくても必要なときにだけ録画できるので、合理的です。

  • どこまで過去に遡れるかは、キャプチャーソフトの設定やPCの環境によります。あくまでも簡単な目安ですが、おおよそ1~2時間程度と考えておけばよいかと思います。現在の映像を録画したりキャプチャーソフトを終了した時点で過去の映像は破棄されるため、その場合は過去に遡れません*8

映像を遡って再生する方法


  • まず、Flashback録画機能で過去の映像を見る方法は以下のとおりです。

  1. Flashback録画機能を有効にしておく*9
  2. 過去のシーンを見たくなったら、青いバーの任意の位置をクリックする。
  3. プレビュー画面に過去の映像が表示される(音声も再生される)。
  4. 現在の最新映像を表示するには「Live」ボタンをクリックする。



映像を遡って録画する方法


  • 以下の方法で過去の映像を録画することができます。録画を忘れていた場合なども、この方法で対処できます。

  1. 青いバーの任意の位置をクリックし、プレビュー画面に過去の映像を表示する
  2. その状態で「録画」ボタンをクリックする。
  3. 録画開始と同時に、現在の映像がプレビュー画面に表示される*10
  4. 録画を終了したい場合は、再度「録画」ボタンをクリックする。



  • 過去の映像を表示した状態で録画を開始すると、その過去の映像の時点から録画を終了するまでの映像が録画されます。たとえば、30分まえの映像を表示した状態で録画を開始したとしましょう。そして1時間後に録画を終了した場合、1時間30分の動画になるということです。

▲画面の上へ

録画中、自分の声を動画に入れるには


  • ゲームを録画しつつ、自分の声を動画に入れたい場合、大きく2通りの方法があります。

まとめ録り


  • この方法は、初心者向けの便利なやり方です。録画中マイクに声を入れるだけで、実況プレイ動画が完成します。ゲーム画面の遅延に合わせてマイク音声も自動的に遅れて録音されるので、ゲーム画面の遅延を考慮する必要はありません。

  1. マイク(USBヘッドセットでも可)をPCに接続する。
  2. 「ライブコメント」セクションで「マイク」を選択する*11
  3. コメンタリー」をクリックし、アイコンが青く点灯した状態にする。
  4. 必要に応じてゲーム音をミュートにする*12
  5. 録画を開始し、マイクに向かって声を入れる。



▲画像は、『DRIVECLUB』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より

  • もしこの方法でマイクの音が動画に入っていなかった場合は、さらに以下の設定をして録画しなおしてください。

  1. 歯車アイコンをクリックする。
  2. 「共有」タブで、「以下のトラックをミックスして書き出す」の「ライブコメントオーディオ」のチェックを入れる。
  3. 「OK」をクリックする。



別録り


  • この方法は中・上級者向けです。動画は動画、マイク音声はマイク音声として別々に用意し、あとで動画編集ソフトで両方を合成します。録画すると、動画ファイル(プレイ動画)と音声ファイル(自分の声)が別々に作成されるので、最後に編集で両ファイルを1個にまとめます。

        声を動画に別録りで入れる方法

  1. 歯車アイコンをクリックする。
  2. 「共有」タブで、「以下のトラックをミックスして書き出す」の「ライブコメントオーディオ」のチェックを外す。
  3. 「別のファイルに書き出す」の「ライブコメントオーディオ」にチェックを入れる。
  4. 「OK」をクリックする。
  5. 録画を開始し、マイクに向かって声を入れる。
  6. 録画を停止する。
  7. 動画ファイル(マイク音声が入っていないプレイ動画)と音声ファイル(マイク音声)のふたつができあがる。
  8. 動画編集ソフトを使って、プレイ動画とマイク音声を合成する。



▲画面の上へ

動画を動画共有サイトに投稿する場合のポイント


  • ゲームを録画したあとは、別途動画編集ソフトで動画を編集し、ニコニコ動画やYouTubeなどに動画を投稿する流れになります。無料の動画編集ソフトとしては、AviUtlがあります。動画共有サイトにはファイルサイズなどの制限があるため、そのあたりにも注意しながら編集しましょう。

        ゲーム実況で使える無料・有料のおすすめ編集ソフトを参照

  • 付属のキャプチャーソフトには、動画編集・投稿機能が搭載されています。画面右上の「編集」タブを開くことで、簡単なカット編集やYouTubeなどへの動画投稿が可能です。必要であれば使ってもかまいません。動画投稿機能はニコニコ動画には対応していません。同サイトに動画を投稿する場合は自分で行います。



▲画像は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より

▲画面の上へ

ライブ配信する場合のポイント


  • Game Capture HDシリーズを使ってゲーム配信する場合、(1)配信ソフトを別に用意して配信する一般的な方法と、(2)Game Capture HDシリーズのライブ配信機能を使って配信する方法の2種類があります。

配信ソフトを使う方法


  • 一般的には、配信ソフトを別途用意してゲーム配信する方法が主流です。配信ソフトには、ゲーム画面・ゲーム音、マイク音(自分の声)を視聴者に配信できる機能が搭載されており、この機能を使ってゲーム配信を行うわけです。配信ソフトとしては、OBS StudioXSplitが定番です。どちらかを使用しましょう。



▲ゲーム画面は、PS4版『ストリートファイターV』(カプコン)より。

  • ライブ配信の基本的なやり方については、下記ページをご覧ください。

解説記事 備考
ニコニコ生放送 こちら
ツイキャス こちら
Twitch こちら
YouTube Live・YouTube Gaming こちら
OPENREC こちら
Mixer(旧Beam) こちら

ライブ配信機能を使う方法


  • 付属のキャプチャーソフトには、ライブ配信機能が搭載されています。この機能を使ってゲーム配信する場合、配信ソフトを用意する必要はありません。付属のキャプチャーソフトで設定をするだけで、簡単にゲーム配信ができます。ライブ配信機能が標準で対応しているサイトとしては、TwitchYouTube LiveMixerがあります。



▲画質の設定(ビットレート)は2~3Mbpsがお薦めですが、上りの回線速度も考慮して設定しましょう。回線速度が遅いのにビットレートが高いと、動きがカクカクして滑らかに動きません。画像は、PS4版『METAL GEAR SOLID V: The Phantom Pain』(コナミデジタルエンタテイメント)より。

  • ライブ配信機能の使い方については、下記ページをご覧ください。

        Elgato Game Capture HD ソフトウェアだけで、OBSを使わずゲーム配信する方法を参照

▲画面の上へ

マスターコピー機能の使い方


  • マスターコピーは、付属キャプチャーソフトの配信機能でゲーム配信している最中に、同時にゲームを高画質録画できる機能です。たとえば、720p/30fpsでゲーム配信しつつ、同時にそれを1080p/60fpsで録画したいときに同機能を使います。同機能に対応しているのは、Game Capture HD/HD60/HD60 Proの3製品です。Game Capture HD60 Sは対応していません。

  • マスターコピーの使い方は以下のとおりです。

  1. ストリームコマンドを有効にしておく*13
  2. 配信時の画質は、「ライブストリーミング」の数字の部分で設定する。
  3. 録画時の画質は、「デバイス」の歯車アイコン→「キャプチャ」タブの「プロファイル」と「画質」で設定する。
  4. 「ストリーム」ボタンをクリックし、配信を開始する。
  5. 「録画」ボタンをクリックし、録画を開始する。



▲「ON AIR」は配信中であることを、「REC」は録画中であることをそれぞれ表しています。右上の「MASTER COPY」の文字は、短い時間表示されたあと消えます。いずれの文字も、配信・録画されることはありません。画像は、『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より。

  • かりにストリームコマンドを無効にしている場合、ビットレートの設定によっては解像度が自動的に変更され、録画される映像の画質が変わります。たとえば、ビットレートを0.5Mbps(500kbps)に設定すると、低画質で録画されます(ストリームコピー)。配信中に高画質録画したいのであれば、ストリームコマンドは有効にしておきましょう。

▲画面の上へ

こんなときは


ゲーム画面が映らない


  • 付属のキャプチャーソフトにゲーム画面が映らない場合は、設定や接続を見なおす必要があります。より詳しい方法や、ほかの対処法についてはリンク先のページをご覧ください。

  1. 「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックし、「キャプチャ」タブの「ビデオ入力」が正しく設定されているか確認する(HDMIまたはコンポーネント)。
  2. PS3をコンポーネント接続している場合は、PS3の電源ボタンを長押しして起動する(やり方)。
  3. ゲーム機の映像出力設定でビデオ入力端子を変更する(例 : コンポーネント/D端子)。
  4. ゲーム機をHDMI接続している場合、HDMI端子の「IN」と「OUT」をまちがえていないか確認する。
  5. をクリックし、映像プレビューをONにする。
  6. HDMIケーブルをいったん抜いたあと、しっかりと接続する。
  7. HDCPが原因になっている可能性を疑う。
  8. Game Capture HD、およびGame Capture HD60は別のUSB 2.0端子に接続し、Game Capture HD60 Sは別のUSB 3.0端子に接続する(USBハブは使わず直接接続)。Game Capture HD60 Proは、別のPCI Expressスロットに接続する。
  9. ソフトウェアを再インストールする。

        キャプチャーボードの映像・音声が出ないときはを参照

パススルー出力先のTVで映像・音声が出ない


  • パススルー出力先のTVで映像・音声が出ない場合は、「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックし、「高度な設定」タブで「テレビ互換性」のスライダーを移動することで直ることがあるかもしれません*14。そのほかの対処法については、以下のページをご覧ください。

        パススルー出力機能の使い方を参照

PCの動作が重く、映像がカクカク動く


  • PCの動作が重くなり、映像がカクカク動く原因は、PCの性能が不足しているからです。設定を変更することで問題が解決する場合があります。以下のいずれかの対処法を試してください。問題の切り分けのため、録画やライブ配信をしていないことを前提にしています。

  1. 「プロファイル」を「HD 720」にする*15
  2. 「60fpsを許可する」のチェックを外す*16
  3. Flashback録画で過去の映像を再生しない。または同機能を無効にする。
  4. をクリックし、映像プレビューをOFFにする。
  5. ほかのソフトは閉じる。

60fpsで録画したい


  • 60fpsで録画したい場合、Game Capture HD60/HD60 S/HD60 Proの3製品では以下のように設定します。

  1. ゲーム機の映像出力設定を1080pまたは720pにする(やり方)。
  2. 「デバイス」セクションの歯車アイコン(上から2番め)をクリックし、「キャプチャ」タブで「60fpsを許可する」にチェックを入れる。
  3. 「OK」をクリックする。

  • Game Capture HDの場合は、60fpsで録画したいならゲーム機の映像出力設定を720pにしましょう。ゲーム機の映像出力設定が1080pだと、60fpsで録画できません。

  1. ゲーム機の映像出力設定を720pにする(やり方)。
  2. 「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックする。
  3. 「キャプチャ」タブで「60fpsを許可する」にチェックを入れる。
  4. 「OK」をクリックする。

Skypeの通話音声を動画に入れたい


  • 録画中に、Skypeで通話している相手の声を動画に入れたい場合は、Skype側の設定を変更したうえで、画面右下の「Elgato Sound Capture」の歯車アイコンから設定を行います。

        Skypeの通話音声を動画に入れる方法を参照

録画終了後の待ち時間をなくしたい


  • 録画後、動画ができあがるまでに待ち時間が発生します。この待ち時間を回避したい場合は、以下のように設定を変更します。ただ、基本的にはチェックを付けたままのほうがお薦めです。

  1. いちばん上にある歯車アイコンをクリックする。
  2. 「共有」タブを開き、「新しいビデオを必ずMP4ファイルに変換する」のチェックを外す。
  3. 「OK」をクリックする。
  4. 録画する。



録画終了後、動画が見つからない


  • 初期設定では、「マイ ビデオ」に動画が保存されます。動画をMP4に変換する設定にしていない場合は、「マイ ビデオ」の「EGC_Library」フォルダ内にTS形式の動画が保存されています。同フォルダ内を確認してください。

ライブ配信でマイクの音をゲーム画面に合わせて遅らせたい


  • Game Capture HD/HD60の2製品の場合、配信ソフトを用意して行う通常のゲーム配信では、ゲーム画面の遅延に合わせてマイク音声(自分の声)を遅らせる必要があります。これは配信ソフトの設定で可能です。Game Capture HDシリーズのライブ配信機能を使用する場合は、マイク音声を遅らせる設定は必要ありません(自動)。

        ライブ配信とキャプチャーボードを参照

画面が暗い


  • 画面が暗い場合は、「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックし、「ピクチャ」タブで「明るさ」および「コントラスト」を調整します。ここでの変更はプレビュー・録画に反映されるほか、パススルー出力先のTVにも反映されます。



付属のキャプチャーソフトが安定動作しない


  • 付属のキャプチャーソフトが不安定で録画を開始できない、配信機能で配信を開始できない、動作がおかしいというような場合は、キャプチャーソフトのバージョンを変更しましょう。公式サイトで古いバージョンのキャプチャーソフトをダウンロードできます。最新バージョンがよいとは限りません。

  • また、キャプチャーソフトの上部にある歯車アイコン(「編集」タブの横)をクリックし、「高度な設定」タブの「ストリームコマンドエンコーダ」を「ソフトウェア(内蔵)」に変更します。基本的にはこれで直るはずです。



  • そのほかの対処法については、以下のページをご覧ください。

        キャプチャーボードが不安定な場合の対処法を参照

製品が認識されない


  • 以下のページをご覧ください。

        キャプチャーボードがPCに認識されない場合の対処法を参照

▲画面の上へ

その他


  • スクリーンショットを撮影したい場合は、をクリックします。

  • ショートカットキーを設定しておくと、録画やスクリーンショット撮影などをキーボードから一発で行えます。同キーの設定は、いちばん上にある歯車アイコンをクリックして、「ホットキー」タブで行います。

  • プレビュー画面下にあるストリームコマンドにより、ゲーム画面にWebカメラの映像や、静止画像などの映像ソースを追加し、その状態で録画したり、ライブ配信機能を使用して配信することができます。映像ソースを追加するには、「シーンを編集」をクリック後プラスアイコンをクリックします*17



▲画面の上へ

関連ページ








▲画面の上へ



最終更新:2020年06月04日 19:11

*1 ゲーム機の映像・音声をPCに加えて、TV(またはPCモニター)にも同時出力する機能のことです。TVに映っているゲーム画面を見ながらプレイでき、キャプチャーデバイスによる遅延を回避することが可能となります。

*2 時間を遡って、過去の映像をリプレイのようにリアルタイムで見返せる機能のことです。録画も可能です。

*3 キャプチャーデバイスによる遅延を低減し、PCの画面上でゲームをプレイできるようにする機能のことです。

*4 付属ソフトに搭載されているライブ配信機能を使用中に、同時にゲームを高画質録画できる機能です。

*5 これは、米国AmazonのGame Capture HD60 Sのページに記載されている情報です。日本のAmazonの「カスタマー Q&A」には、Windows 7でも使えているという書き込みがあります。筆者の所有しているPCはすべてWindows 10にアップグレードしたため、検証できていません。

*6 音量ミキサーを開くには、タスクトレイ(PCの画面右下)にあるスピーカーアイコンを右クリックして、「音量ミキサーを開く」を選択します。音量ミキサーの画面に「Game Capture HD」があるので、ここで音量を調整してください。

*7 「マイ ビデオ」の「EGC_Library」というフォルダのなかにも動画ができますが、これはTS形式とよばれる動画です。不要であれば削除してください。

*8 つまり録画を開始すると、録画開始まえに溜めていた映像は消去されるということです(録画開始後の映像はあとで遡って再生可)。また、キャプチャーソフトを終了した場合も溜めていた映像は消去されます。

*9 初期設定で同機能は有効になっています。もし無効になっている場合は、歯車アイコンをクリックして「キャプチャ」タブで「Flashback録画を有効にする」にチェックを入れてください。

*10 このとき、録画開始まえに溜めていた映像は消去されます。また、録画中でもシーク移動し、録画を開始した以降の映像を見ることができますが、シーク移動自体は録画に反映されません。

*11 「マイク」が表示されていない場合は、まずキャプチャーソフトを閉じます。つぎに、PCの画面右下にあるスピーカーアイコンを右クリックし、「録音デバイス」を選択します。そして、表示されたウィンドウで右クリックして、「無効なデバイスの表示」をクリックして同項目にチェックを入れてください。そのうえで、「マイク」上で右クリックして「有効」を選択します。最後にキャプチャーソフトを起動すれば、「デバイス」に「マイク」が表示されます。

*12 ゲーム音をミュートにしない場合は、マイクの音(つまり自分の声)もスピーカーまたはヘッドフォンから出力されます。

*13 ストリームコマンドを有効にするには、画面最上部にある歯車アイコンをクリックし、「キャプチャ」タブで「ストリームコマンド有効にする」(原文ママ)のチェックを入れます。そして「OK」をクリックしてください。

*14 「テレビ互換性」の設定は、Game Capture HD/HD60にはありますが、Game Capture HD60 Proには存在しません。

*15 「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックし、「キャプチャ」タブで「プロファイル」を変更できます。

*16 この項目は、「デバイス」セクションの歯車アイコンをクリックし、「キャプチャ」タブの「プロファイル」の右横にあります。

*17 プラスアイコンがない場合は、ストリームコマンドが無効になっています。これを有効にするには、画面最上部にある歯車アイコンをクリックして「キャプチャ」タブで「ストリームコマンド有効にする」(原文ママ)のチェックを入れて「OK」をクリックしてください。