熊川正雄

 

熊川 正雄 【くまかわ まさお】

 

故人。大正7年生まれ。日本のアニメーション草分けの一人。アニメーター、童話・挿絵画家。
政岡憲三の政岡映画美術研究所でアニメーションを学ぶ。戦時中の昭和18年、松竹動画研究所にて政岡の演出のもと「くもとちゅうりっぷ」を作画。大戦時は召集され中国で従軍する。敗戦後は一年間捕虜生活を送り、昭和21年帰国。
昭和23年、日本動画でアニメーション作りを再開。日動が東映に吸収されると熊川は一旦アニメから離れ、雑誌・絵本などの童画を描く仕事をする。
その後東映動画で新人養成に携わる。また長編アニメで原画を担当。タイガーマスクなどテレビアニメの制作も担当する。
昭和56年、日中合作アニメ『タオタオ』指導・制作のため中国の天津に三年間滞在。大戦中に心ならずも中国に迷惑をかけたことへのお詫びの気持ちがあったという。その後は水彩スケッチ画、童画、油彩などで個展活動を行う。
ご本人のホームページがあり、キャラクターやグッズの紹介などを行っている。

2008年3月25日老衰のためご逝去。



■くもとちゅうりっぷ 作画



■ポッポヤさん



■白蛇伝 原画



■少年猿飛佐助 原画



■安寿と厨子王 原画



■シンドバッドの冒険 原画



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最終更新:2009年01月27日 13:57